世界を巡って地理教育

世界を巡って地理教育

国際理解への扉を開く

概要

世界を巡って地理教育 —国際理解への扉を開く—』は,台湾・韓国・カナダ・シンガポール・中国・ニュージーランド・などを巡って,各々の社会教育・地理教育を概観して,地理教育の意義を考察し,その有用性を提言している本です。国際理解を掲げる上で必要とされる,世界の自然環境や社会環境を理解し,そこで生活をする人々の見方・考え方を考察します。

説明

著者プロフィール

  • 井田 仁康:1958年東京都生まれ。1981年筑波大学大学院博士過程地球科学研究科単位取得。現在は筑波大学教育学系助教授・理学博士。専門は社会科教育学(地理教育),交通地理学。
  • 陸川 晃:新潟県新井市立新井中学校教頭。
  • 西山 義則:新潟県佐渡郡羽茂町立羽茂小学校校長。

目次

第I章 人間形成の教育としての社会科・地理

(社会科の目標/社会科の構造/社会科と地理/社会科・地理の意義)

第II章 思想を反映した教育 —台湾—

(台湾の生活の中での伝統的思想/台湾の教育システム/国民小学社会科/国民中学社会科/台湾の社会科の特徴)

第III章 地理学習における韓国 —軍事境界線の意味—

(韓国の留学生の怒り/地理学習における韓国学習の視点/文化的側面からの学習/景観的側面からの学習/地理における韓国学習の意義)

第IV章 環境の考え方 —カナダ—

(様々な民族の混じりあう多文化社会/多文化教育/カナダの先住民/宗教集団−メノナイト−/熊の国への立ち入り−ロッキー山脈の国立公園−/熊がでた−自然環境の考え方−/環境保全に対する学校教育の課題)

第V章 第二次世界大戦にかかわる日本に対する子供の目 —シンガポール—

(日本の留学生のシンガポールでの体験/シンガポールの児童の日本に対する目/日本の児童のアジアに対する目/授業実践−六年「発見、日本人の歩んできた道・一五年戦争・」−/社会科地理的分野におけるアジア学習への提言)

第VI章 社会環境と子供の目 —中国・上海—

(経済発展の著しい上海/上海の地理教育/調査の対象とした上海の学校/日本に対する子供の目/自国に対する子供の目/教師の対日イメージ/日本の子供たちの中国に対する目/社会環境と相互理解)

第VII章 自然環境と子供の目 —ニュージーランド—

(自然環境の美しさに引き付けられる観光客/ニュージーランドの子供たちから見たニュージーランド/ニュージーランドの子供たちの日本を見る目/日本の生徒のニュージーランドに対する目)

第VIII章 自国理解を確かなものにするための世界地理学習

(他国を見る目の理論化/中国を事例とした授業の構想と指導の実際/授業実践の普遍化)

第IX章 他国理解から自国理解への地理教育

(自主的な判断を育成する地理教育/教育目標と地理教育/地理教育の学習構造−人間形成としての地理教育論)
世界を巡って地理教育書影
  • 発行日:
  • 判型:B6判
  • ページ数:216ページ
  • 定価:本体1,400円(税別)
  • ISBN:978-4-8176-0175-9
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