魅力ある地理教育
ユニークな授業とその教育理論
二宮書店編集部(編)
概要
『魅力ある地理教育 —ユニークな授業とその教育理論—』は,29名の筆者が現場での実践的な取り組みを各種紹介したものです。地理の授業を進める上で魅力ある授業作りのヒントとして役立つよう構成しています。現学習指導要領では,地理授業において網羅的ではなく,生徒の興味を換気するような魅力的なテーマの選択や,作業や体験的な学習などの工夫が求められており,それに対応しました。
説明
本書は二宮書店版高等学校地理教授資料に掲載したものを改訂したものです。
目次
第1章 ユニークな地理教育
- 一国の地域的特色を読みとる(手塚 章)
- 時刻表の教材化(森田 恒芳)
- シミュレーションとロールプレイを用いた地理(林 敦子)
- 音楽を使っての地理授業(秋本 弘章)
- まちづくりと地理学習(寺本 潔)
- 日本の食をいかに生徒とともに考えるか(櫻井 美江)
- 地理教育にメンタルマップの導入を(宮原 弘匡)
- 地理学習に議論の場を(井田 仁康)
- インターネットの利用(秋本 弘章)
第2章 地理教育の実践
- 初回の授業プリントの工夫(岡西 昭八郎)
- 地図帳の活用法(矢島 舜孳)
- 時差学習の楽しさ(矢島 舜孳)
- 地域調査の効果(宮原 弘匡)
- 諸事象から地理学的な意味を読みとる(中村 理恵)
- 地理で扱う世界情勢(水越 卓治)
- 映像教材の活用(近藤 一憲)
第3章 地理教育の教材
- 扇状地に水田はないのか(安田 守)
- サッカーは町をどう変えたか(栗又 衛)
- 地図のお国ぶり(安田 守)
- 環境倫理と環境政策(戸井田 克己)
- 農牧林業をささえる土壌(安田 守)
- 海は誰のものか(篠原 秀一)
- 垂直分業から水平分業へと変化した日本の貿易(福井 和弘)
- ソウルからみた韓国(酒井 多加志)
- 華人社会の動向(内山 幸久)
- EUはどこまで拡大するのか(山本 充)
- 苦悩するオーストラリアの多文化社会(菊地 俊夫)
第4章 新しい地理の潮流
- 地理情報システム(GIS)の進歩(山本 充)
- 持続可能な開発に向けて(犬井 正)
- 芸術作品にみる場所を描く優れた表現(内田 順文)
- フェミニスト地理学(吉田 容子)
- 中国の子供たちは日本をどうみているか(井田 仁康)
第5章 変わる地理教育
- 変わる地理教育(井田 仁康)
- 地理的な見方・考え方(矢島 舜孳)
- 生徒に身につけさせるべき地理的技能(西脇 保幸)
- 主題的学習と地理教育(志村 喬)
- 地誌と地理教育(志村 喬)
- 三沢勝衛の地理教育に学ぶ(矢島 舜孳)
第6章 各国の地理教育
- イギリスの地理教育(志村 喬)
- スウェーデンの地理教育(村山 朝子)
- アメリカ合衆国の地理教育(天野 真哉)
- トルコの地理教育(西脇 保幸)
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