会社概要&沿革

会社概要

会社名 株式会社 二宮書店
会社所在地 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-13-13 山川出版社ビル5F
電話番号 03-5244-5850
FAX番号 03-5244-5963
代表者 大越 俊也
創立 昭和22年1月15日
資本金 3,000万円
事業内容 図書出版並びに販売

沿革(出版のあゆみ)

1940年代 1947(昭和22)年 二宮書店 創立
1950年代 1956(昭和31)年 「中学校・高等学校学習指導要領社会科編(昭和26年改訂版)」のうち,同要領「高等学校に関するもの」の昭和31年度改訂版に対応した教科書の発行を開始する。
高等学校の「人文地理」は,日本および世界が当面している諸問題に重点を置き,政治・経済・文化などの諸事象を,特に国際関係に留意して,人文地理学等の業績を背景に,系統立てて理解させる。これにより,現実の社会の諸問題を処理したり,また,自分の生活に活用しようとする態度を養うことを目標としている。
「人文地理」発行(二宮書店として最初の教科書)
人文地理月報第1号を刊行。
(巻頭論文:映画と地理学/青野壽郎,ニュース,地理日誌,質疑応答欄)
1957(昭和32)年 「人文地理辞典」発行
1960年代 1961(昭和36)年 「地理統計要覧 1961年版」初版発行(現在も継続刊行中)
1963(昭和38)年 高等学校の学習指導要領が1960(昭和35)年に告示,1963(昭和38)年度の第1学年から学年進行で実施。同指導要領に対応した高等学校用の地図帳の発行を開始する。
高等学校で地理が必修となる。自然地理・人文地理を中心に幅広い学習内容となり,産業・経済・国際関係のような日々変化する事項も含まれる。「地理A」の内容は3単位を標準とし,「地理B」の内容は,4単位を標準とする。
「高校地理A」「高校地理B」発行
「高等地図帳」発行(二宮書店として最初の地図帳)
1966(昭和41)年 機関誌を地理月報に改称し,現在も同書名で刊行中
(巻頭論文:国立公園と国定公園/青野壽郎,三週間台湾一周旅行/斎藤実則,高校地理研究会の動き,書籍案内,地理教材の資料,練習問題,ニュース,日誌,等)
1967(昭和42)年 日本地誌シリーズ第1回配本「第7巻 東京都」発行
1969(昭和44)年 「御岳・乗鞍周辺の地理」発行
1970年代 1971(昭和46)年 「BRAZIL」発行
1973(昭和48)年 高等学校の学習指導要領が1970(昭和45)年に告示,1973(昭和48)年度の第1学年から学年進行で実施。
地理の学習内容が系統地理(地理A),世界地誌(地理B)の2本立てとなる。
「高校新地理B」発行
「現代地図帳」「高等地図帳」発行
「地理学辞典」「大阪-その風土と生活-」発行
1974(昭和49)年 「高校新地理A」発行
1975(昭和50)年 「世界各国要覧1975年版」初版発行
(昭和63年まで同書名で刊行,平成元年より地理統計要覧と合本しデータブック オブ・ザ・ワールドとして発行)
1977(昭和52)年 「本阿弥輪中」発行
1978(昭和53)年 「栽培植物の起原と伝播」「人口移動論」「沿岸集落の生態」発行
1979(昭和54)年 「ラテンアメリカI,II,III」「微細地誌」「高冷山村の土地利用の秩序」発行
1980年代 19808昭和55)年 日本地誌シリーズ 第21回配本「第1巻 日本総論」発行(全21巻完成)
1981(昭和56)年 「地形学辞典」「農業地域形成の研究」「ルール工業地帯」「日本の人口特性」
「砂丘の開拓と土地利用」発行
1982(昭和57)年 高等学校の学習指導要領が1978(昭和53)年に告示,1982(昭和57)年度の第1学年から学年進行で実施。
従来の系統的な内容を中心とする「地理A]と,世界の地域的な学習を中心とする「地理B」が統合され,現代世界についての地理的な認識が一層深められるようなものになった。現代社会が必修となる。
「詳説新地理」発行
「現代地図帳」「高等地図帳」発行
1983(昭和58)年 「高校新地理」発行
1985(昭和60)年 「気候学・気象学辞典」「アメリカとカナダの風土」発行
1986(昭和61)年 「基本新地理」発行
南アジアの国土と経済「第1巻 インド」「第2巻 バングラデシュ」
「ヨーロッパの文化景観」発行
1987(昭和62)年 南アジアの国土と経済「第3巻 パキスタン」「第4巻 スリランカ」
「栽培植物の起原と伝播(改訂増補)」「人文地理学」発行
1988(昭和63)年 「高校生の地理 世界のすがた」発行
1989(平成元)年 「データブック オブ・ザ・ワールド」(地理統計要覧と世界各国要覧を合本し同書名となる)発行
「地理学辞典 改訂版」発行
1990年代 1991(平成3)年 「首都圏の空間構造」「グローバル世界地誌」発行
1993(平成5)年 「地理教育論序説」「統合ドイツの光と影」発行
1994(平成6)年 高等学校の学習指導要領が1989(平成元)年に告示,1994(平成6)年度の第1学年から学年進行で実施。高等学校では社会科が地理歴史科と公民科に再編。
細かな事象や高度な事項に深入りせず,基本的な事項を精選して指導する内容となる。網羅的な知識の修得から作業的,体験的な学習を取り入れたり,地理的な見方や考え方を養う学習へと転換した。
「現代世界のすがた 地理A」「詳説新地理B」発行
「高等地図帳 最新版」「現代地図帳 最新版」発行
1995(平成7)年 「EUの地理学」発行
1996(平成8)年 「最新ジオグラフィー」「ラブリーニュージーランド」発行
1998(平成10)年 「高校生の新地理A」「詳説地理B 最新版」発行
「観光と地域」発行
1999(平成11)年 「基本地理A」「高校生の地理B」発行
「基本高等地図」発行
「トルコの見方」「山と校歌」発行
2000年代 2000(平成12)年 「東京圏の環境と生活」「世界を巡って地理教育」「知って得する地理学」発行
2001(平成13)年 「農業変化の歴史地理学」「写真で読む地域の変貌-東日本編-」発行
2002(平成14)年 めぐろシティカレッジ叢書「第1巻 食の世界」「日本の気候I」発行
2003(平成15)年 高等学校の学習指導要領は1999(平成11)年に告示,2003(平成15)年度の第1学年から学年進行で実施。
完全学校週5日制の実施。「総合的な学習の時間」を新設。
各科共通の目的は基礎・基本を確実に身に付けさせ,自ら考える力を育成することとした。地理の目標は,現代世界の地理的認識を養い,地理的な見方・考え方を培い,国際社会に主体的に生きる日本人として自覚と資質を養うとされた。取り上げる国・地域の数が3つ以内とされ,追求の過程が重視された。
「高校生の新地理A」「詳説新地理B」発行
「基本地図帳」「高等地図帳」発行
めぐろシティカレッジ叢書「第2巻 住の世界」「第3巻 地域に学ぶ」
「写真で読む地域の変貌ー西日本編-」発行
2004(平成16)年 「必携コンパクト地図帳」「現代地図帳」発行
「日本の気候Ⅱ」,めぐろシティカレッジ叢書「第4巻 風景の世界」発行
2005(平成17)年 「ヨーロッパ」「フランス文化の歴史地理学」
めぐろシティカレッジ叢書「第5巻 地図を学ぶ」発行
2006(平成18)年 めぐろシティカレッジ叢書「第6巻 森を知り 森に学ぶ」発行
2007(平成19)年 地理月報通巻500号 記念座談会「次世代へ伝える地理教育」掲載
「よくわかる地理A」「詳解地理B」発行
めぐろシティカレッジ叢書「第7巻 世界の砂漠」「第8巻 川からひろがる世界」発行
2008(平成20)年 めぐろシティカレッジ叢書「第9巻観光を学ぶ」「第10巻目黒・みどりへの誘い」
「景観形成の歴史地理学」「ヨーロッパ統合時代のアルザスとロレーヌ」
「激動するスロヴァキアと日本」発行
2009(平成21)年 「変動するフィリピン」発行
2010年代 2010(平成22)年 「極圏・雪氷圏と地球環境」発行
2012(平成24)年 「小農複合経営の地域的展開」
「写真は語る南アメリカ・ブラジル・アマゾンの魅力」発行
2013(平成25)年 高等学校の学習指導要領は2009年が告示,2013(平成25)年度の第1学年から学年進行で実施される予定。
ゆとり教育の反省から,大幅な見直しがなされる。基礎的な知識や技能の習得と思考力・判断力・表現力の育成を目的としつつ,学習内容を量的に増やした。
「新編地理A」「新編詳解地理B」発行
「高等地図帳」「現代地図帳」「基本地図帳」発行
2014(平成26)年 「新コンパクト地図帳」発行
2016(平成28)年 「自然地理のなぜ!?48」「大地を受け継ぐ」発行
2017(平成29)年 「基本地理A」「新編詳解地理B 改訂版」「詳解現代地図」「基本地図帳 改訂版」
「地図学の聖地を訪ねて」「スキーリゾートの発展プロセス」「Field Note」
「デジタル地図帳Ninomap」発行
2018(平成30)年 「高等地図帳 改訂版」「新コンパクト地図帳 改訂版」
「ツーリズムの地理学」発行

社長あいさつ

当社は昭和22年に創立し,昭和31年に高等学校用地理教科書の初版を発行いたしました。その後,昭和38年には高等学校用地図帳を発行し,共に現在の主力刊行物となっています。教科書・地図帳を発行する一方,ほぼ一貫して地理学及び関連分野の専門書の出版を続けてまいりました。

現代に生きる私たちは,世界の各地域と経済的にも,政治的にも,文化的にも相互に結びつき,影響し合いながら生きています。そして私たちは今,環境,資源・エネルギー,人口,民族などさまざまな課題をかかえています。問題の解決に向けて少しでも前進するためには,世界の国々がたがいに理解を深め,協力を進めることが大切なことと思います。

地理は地球上の自然環境・社会環境を対象とした間口が広く奥の深い,社会科学習の基礎となる不可欠の科目ではないかと考えます。世界各地の様々な自然,生活,文化,社会の特色・問題点を正しく理解することが,地理学習の目的の一つです。地理学習で養った知識や技能は,私たちが直面している世界規模の問題を考えるうえでも大いに役立つものと思います。さらに,地理を学ぶことを通して,私たちをとりまく身近な自然や社会にも目を向けてさまざまな課題について考えることも大切なことと思います。

こうした地理という科目のもつ役割をあらためて認識して,二宮書店はこれからも良書の発行に努め社会に貢献することを念願しております。

代表取締役 大越 俊也

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